Movable Type 指定エントリーへのURL自動生成とエントリー内でMTタグを使用する方法

更新日: 公開日:2006/10/02
Movable Type

Movable Type のタグには、指定したエントリーの URL を自動的に出力できる MTLink タグが存在します。以下の属性を持ち、テンプレート指定したエントリーの URL を取得できます。

  • template: テンプレート出力ファイルの URL を取得
  • entry_id: 記事 ID に対する URL を取得

以下、それぞれアンカータグ(aタグ)内で使用する場合を例として挙げます。

MTLink タグの使用例

指定したテンプレートへのリンク

<a href="<$mt:Link template="テンプレート名"$>">リンク文字列</a>

「テンプレート名」にはテンプレート編集画面で設定した名前を設定します。

特定のエントリーへのリンク

<a href="<$mt:Link entry_id="エントリーID"$>">リンク文字列</a>

「エントリーID」にはURLを生成したいエントリーのIDを設定します。

どのような場合に MTLink タグを使うと便利か

例えばエントリー内で過去の記事にリンクを貼る場合、MTLink タグを使うことによりエントリーの URL を変更しても、再構築することで自動的に URL が変更されます。ドメインの変更や、拡張子が html から php に変わる場合、エントリーファイルの命名方法の変更など、あらゆるパターンに対応できます。

参照先エントリーのアドレスが変わってしまっても、エントリー内容をを書き換えることなく、再構築のみで対応できるメリットがあります。

しかし MovableType 初期設定のままでは、エントリー内で MT タグを使用することができません。そこで登場するのが、mteval 属性です。

エントリー内でMTタグを使えるようにする方法

MovableType には、エントリー内で MT タグが利用できるようになるグローバルモディファイアが用意されています。設定方法は簡単で、MTEntryBody タグと MTEntryMore タグに mteval を追加するだけです。

mteval モディファイアの使用例
<!-- エントリー内でMTタグを使用 -- >
<$mt:EntryBody mteval="1"$>

<!-- エントリーの続きフィールド内でMTタグを使用 -- >
<$mt:EntryMore mteval="1"$>

これで MT タグが使えるようになります。

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このブログの運営者

NJ

Web系メインで従事していた元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。Webサイト運営における「困った問題」の解決方法をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。