レンタルサーバーをロリポップから Xserver へ変更を決めた理由

更新日: 公開日:2015/12/16
ロリポップから XSERVER へサーバー移行

ロリポップのスタンダードプランからの移行先を検討し、Xserver スタンダード (X10) プランのお試し期間を利用してしばらく使ってみました。その結果、正式にエックスサーバーへの移行を決めました。

これまでの経緯やサーバー移行先を検討する上で考えていたことは、次の記事にまとめているので参考にしてください。

この検討時の記事は、まだロリポップにハイスピードプランが存在しない時の話です。2021年11月現在、もし改めて検討しなおすならサーバーの移行手続きが楽で、サーバー性能も一気に向上できるハイスピードプランへの変更が濃厚だと思っています。

エックスサーバーへ変更した理由

ロリポップは格安で更にサービスが向上

検討当初はデータ転送量の少なさに注目していました。しかし現状は月間で 24TB と、想像もできなければ使い切る可能性も限りなくゼロに近い大幅な緩和が実施されました。

また突発的なアクセス集中が発生した場合に 503 エラーにならないよう、スタンダードプラン以上に [同時アクセス数拡張」の機能も提供されました。ただしサーバーがやや遅いのが唯一のネックです。

単純にロリポップのスタンダードプランを使うのは賢い選択ではなく、昨今はサーバー速度が重要視されます。コスパを考えると冒頭でも触れたように、ロリポップのハイスピードプランが最強なのは間違いないです。

それでもエックスサーバーへ変更した訳

ロリポップ!のスタンダードプランが1年契約で月々550円、ハイスピードプランが月々825円に対し、エックスサーバーのスタンダード (X10) プランは月々1,100円と値段は高め。ロリポップがハイスピードプランを提供した今、価格だけ見るとエックスサーバーへ移行する理由はありません。

提供されるサービスはほぼ同じで、ロリポップの方が価格が安くお買い得があります。しかしサーバーの根本的な性能の違いが価格の差になっているので、処理速度は Xserver のほうが優秀です。SEO の面から考えると、Google の検索結果のランキングにページの表示速度が要因の一つになっていることが公表されています。

当サイトへのアクセスの大半を締めるのが検索サイトからの流入であるため、当然ランキングアップを見込めるのであれば検討すべきことと考えました。SEO 抜きにしても、サーバーの能力で表示速度が向上するならば、閲覧者にとってもストレスが軽減されます。

ツールで速度を計るだけでなく、実際に PC とスマホで時間帯をずらしてそれぞれのサーバー上のサイトを何度か表示してみて、感覚的にエックスサーバーの方が表示が速いと実感しました。最高速度を求めるのであれば、Amazon の AWS のようなクラウドサーバー上に乗せればもっと表示が速くなります。

月額1,100円が高いか安いか?この程度の価格をケチってサーバーを選ぶのはナンセンスです。大事なデータをきちんと運用してくれて、サーバー性能もしっかりしているならば、むしろこの値段でも格安だと思っています。僕は自身の感覚を大事にして、最終的にエックスサーバーへの移行を決めました。

エックスサーバーは、全てのプランにおいて自動的にバックアップを取得してくれるのも魅力の一つです。データ復旧の際には、手数料が掛かりますが、本当に必要な時にだけお金を払えば良いので、利用者からすればとても良心的なサービスです。

移行の決断をしたとは言っても、全てのサイトは移行しません。負荷分散も目的の一つであるため、ロリポップレンタルサーバーはそのままにして、webllica.com のドメインを利用しているサイトだけ移行することにしました。今後サイトの数も増やしていく予定もあるので、容量や MySQL の利用可能数が多いエックスサーバーは適していると感じています。

エックスサーバーのプラン詳細

エックスサーバーのプランは 2021年11月現在、3種類あります。

プランスタンダード (X10)プレミアム (X20)ビジネス (X30)
月額 *11,100円2,200円~4,400円~
容量300GB400GB500GB
転送量制限 *2900GB/日1,200GB/日1,5000GB/日
MySQL無制限
独自ドメイン設定数無制限
サブドメイン作成数無制限
メールアカウント作成数無制限
バックアップ
WordPress
無料お試し期間10日間

*1) 1年契約した場合の料金
*2) FAQに 目安数値が公表されています

エックスサーバー変更して良かったと感じた点

運用面では、サーバーパネルが使いやすい印象を受けました。慣れるまでは違和感がありましたが、全ての機能が一画面に集約されているので、配置場所さえ覚えてしまえば、このレイアウトの使い勝手の良さが分かります。

XSERVER サーバーパネル

ドメインプレゼントキャンペーンあり

僕が契約するタイミングで、ドメインが1つ無料になる「ドメインプレゼント」キャンペーンを行っていました。このドメインプレゼントキャンペーンは ドメイン更新料がずっと無料 というオマケも付いてきます。

このドメインプレゼントキャンペーンは、別の会社で登録していたドメインを移行させることもできるので、今回対象としていたドメインに適用させ、これまで 1,500円ほど掛かっていたドメイン更新料を削ることができました。

今は契約特典として実施しているキャンペーンです。興味のある方は一度エックスサーバーのサイトを覗いてみてください。

ページ表示速度は期待通り

画面の表示速度は想定通りで満足しています。移行してから数年経ち、同時アクセス数が1000人以上になる経験をしましたが、それでも速度低下は起こりませんでした。さすが高性能サーバーで、高い安定性を売りにしているだけあります。

Xserver 同時アクセス数1000人超え

値段相応の価値があるのか?2015年に契約してから丸6年経った今だから言えますが、値段以上の価値があったと実感しています。

サーバーの強化、負荷軽減のためのサービスの追加など、年を重ねるごとに強靭なサービスへと成長しています。ちなみにロリポップはそのまま契約している状態で、あまりアクセス数の少ないサブのサイトを運営するために利用しています。

ロリポップからエックスサーバーへの移行方法

ファイルの移行は FTP 経由で簡単に移動できます。ただ WordPress の移行はデータベース移行が含まれているので、敷居が高いと感じるかもしれません。それでも正しい手順を踏めば、初心者でも作業できる内容です。

実際に僕が移行作業を行った過程をまとめておきますので、参考にしていただければと思います。

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このブログの運営者

NJ

Web系メインで従事していた元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。Webサイト運営における「困った問題」の解決方法をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。