IE から自動的に Edge が起動する仕組み。実装はできないが依頼はできる?!

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IE から勝手に Edge が起動する仕組み

2020年夏のアップデートにて、Internet Explorer 11 で特定のサイトを閲覧すると、自動的に Edge が起動する機能が組み込まれました。対象サイトは Twitter や Instagram を始め、Apple など 1,000 を超えるサイトが対象になっています。

もしこの機能を、自分の運営しているサイトにも適用するにはどうすればいいのか。HTML の META タグや、JavaScript で実装できるのか?詳しく解説していきます。

特定サイトを Edge で開くようにする方法

プログラミングで実装不可

先に結論をお伝えします。

特定のサイトに IE でアクセスした時に、Edge が自動的に起動するのは、プログラムによる実装では実現できません。HTML への記述でもなければ、JavaScript 等のプログラム処理でもありません。

このプログラムは Internet Explorer にアドオンとして組み込まれた機能であり、外部プログラムによって判断しています。

Edge が自動機能するアドオンの存在

自動的に Edge を起動させるアドオンの名前は IEToEdge BHO です。Microsoft が用意した IE 非互換サイトのリストを参照して、対象であれば Edge を起動する仕組みになっています。

そしてこのアドオンは、レジストリ設定にて Internet Explorer に自動的に組み込まれました。しかも IE から無効にできないよう制限されています。ここまでしても Edge を使わせたい Microsoft の思惑が伺えます。

設定変更できない IE のアドオン IEToEdge BHO

レジストリに登録された情報であるため、正確にはレジストリエディタ経由でデータを修正すればアドオンを無効にできます。ただし一般ユーザーが扱うようなものではありません。

業務系エンジニアが参照できるようにレジストリキーを載せておきますが、個人利用の一般ユーザーにとっては無効にするメリットがなくリスクしかないため、迂闊に修正しないよう気をつけてください。

  • \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Browser Helper Objects\{1FD49718-1D00-4B19-AF5F-070AF6D5D54C}
  • \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Browser Helper Objects\{1FD49718-1D00-4B19-AF5F-070AF6D5D54C}

動作確認等で Edge 起動を無効にしたいのであれば、レジストリエディタで編集しなくても Edge の設定から行えます。

IE 非互換サイトのリストとは?

IEToEdge BHO アドオンが参照するリストであり、Edge の自動起動を判定するリスト。この一覧は Microsoft が管理しているもので、Web 上に公開しています。ただしこの一覧が最新状態なのか、定かではないので参照までに。

もし自分が管理しているサイトを Edge が自動的に起動するサイトとして扱いたいのであれば、この IE 非互換サイトのリストに加えてもらうしか方法がありません。

IE 非互換サイトへの掲載を依頼する方法

ではこの IE 非互換サイトのリストに加えてもらうにはどうしたらいいのか。その手順は、マイクロソフト公式サイトに掲載しています。

具体的には ietoedge@microsoft.com 宛にメールを送るだけ。

必要なのはリストに追加する Web サイトの情報です。

  • 所有者名
  • 企業タイトル
  • メール アドレス
  • 会社名
  • 住所
  • Web サイトのアドレス

詳細は下記ページから確認してください。

メールで受け付けている時点で、依頼した全てのサイトをリストの追加対象にしてくれるのか不明です。しかし IE 非互換サイトへ掲載できる唯一の方法であるため、どうしても Edge で表示させたいサイトがあるなら、依頼してみてはいかがでしょうか。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。個人事業主として独立して Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりしています。