FacebookページをブログやWebサイトの広告として活用する方法と運用する上での考え方

更新日: 公開日:2015/10/23
Facebookページを有効活用しよう

Facebook ページは、その特性をきちんと把握できれば、集客を目的とした宣伝を容易に行うことができます。

最初に断っておくと、Facebook ページが必ずしも大きな成果を生むとは限りません。広報活動に費やした時間がに対する対価が得られないと、ただの自己満足で終わります。

では具体的に、どのような方針で運営していくことが成果につながるのか考えていきましょう。

Facebook ページの作り方

アカウントがあれば誰でも作れる

Facebook のアカウントを持っていれば、誰でもページを作成できます。投稿者名はあなたの本名ではなくページ名での投稿になるので、個人名が表に出ることはありません。

まずは下記手順にならって、ページの作成を行いましょう。

最初の目標はインサイトが使える状態にすること

Facebook インサイトとは

Facebook ページには Facebook インサイト なる解析ツールが用意されています。主に次のような内容を確認できます。

  • 投稿した内容の閲覧者数(リーチ数)
  • 特定期間で何人が "いいね" をしたか
  • リンク掲載の場合、何人がリンク先にアクセスしたか

投稿閲覧者数は「リーチ数」で表され、何人に情報が届いたかを知得る重要な数値になります。誰も見ていないのに、投稿を延々と更新するのは時間の無駄でしかありません。

このインサイト機能は、Facebook ページを作成してすぐに使えるツールではありません。まずは次の条件を満たして、インサイトが使えるようにしましょう。

インサイトが使える条件

Facebook ページの "いいね数" が30以上であること

ページそのものの "いいね数" つまりページのファンの数を30人にする必要があります。

Facebook ページの存在を知ってもらう方法

ページの存在を知らなければ、誰もいいね!はしてくれません。自らアクションして、ページの存在を伝えることが最初のノルマだと思ってください。

  • ブログ等の Web サイトに Facebook ページのリンクを貼る
  • 既に運用している他の SNS にリンクを貼る
  • Facebook でつながっている友達にいいね!をお願いする

この中で最も効率よく最初の30いいねが集まるのが、最後の友達へのお願いです。Facebook ページを作成すれば、友達に対して「いいね」のリクエストを送ることができます。

まずこの30いいね!をゲットして、ようやくスタートラインに立ったと考えてください。

目標を立てて投稿を開始【Plan・Do】

Facebook ページを利用する目的と目標を明確にする

ただ何となく運営するだけでは意味がなく、成果につながりません。少なくともどのような方向性で進むのか、自分の中で計画するのが最初の一歩になります。

目的・目標の例

  • 【目的】Webページへのアクセスを促し、Facebook ページからの集客でページビュー数を増やす
  • 【目標】一回の投稿あたりのリーチ数100人、およびクリック率 15% 以上を目指す

目標は具体的な数値を掲げるのが大切です。最初のうちは加減が分からないと思いますが、まずはページ運用する意味があると思える最低限の数値を目標にすると良いです。そして都度見直しをして、少しずつ上昇できるように計画していきましょう。

Facebook ページの効果を判断する【Check・Action】

リーチ数とクリック数が最重要

ブログの宣伝であれば投稿記事の紹介、オンラインサービスであればイベント情報の告知、ネットショップの場合は新商品の紹介など、基本的には Facebook からの集客が目的となる人が大半でしょう。

それゆえリーチ数・クリック数を確認して、どれくらいの人数がサイトまで流れてきたのかを把握した上で次の行動を考えます。

リーチ数が多いのにクリック数が少なければ、アクションに至らない原因は投稿内容にあると考えられるので、クリックしたくなるような画像を用意したり、続きを読みたくなるような文章を投稿するといった工夫が必要になります。

インサイトがあれば全て数字で把握できます。自分がどのようにアクションすれば良いのかヒントが隠されているので、結果を確認して次の行動に移しましょう!

アイキャッチ画像は効果的

リーチ数やリンククリック数を伸ばすヒントの1つを挙げると、投稿内容のファーストインプレッションを意識するようにしてください。読みたい!知りたい!と思わせる情報なのか。別の友達に紹介したいと思わせる内容なのか。

リンクを貼るにしても、単にテキストのリンクだけではインパクトがありません。Facebook の場合、リンク先の URL 内の記事に画像が含まれていると、自動的にアイキャッチ画像を設定してくれます。

Facebook の投稿を見て、リンク先を閲覧したいかどうか、人間の脳は一瞬で判断します。そして文字よりも画像から受ける印象で行動するパターンが多いため、可能な限りアイキャッチ画像にも力を入れてみてはいかがでしょうか。

投稿内容の「いいね!」までの敷居が高い

リンクを掲載した投稿だとリンクを踏んだ時点で Facebook から離脱するため、リーチ数が増えても投稿自体の "いいね!" が伸び悩む傾向にあります。

ユーザー自身は「見る」「アクションする」の2つの行動で、その情報に関しては完結したと判断します。

通常の Facebook の投稿では、アクションの部分が "いいね!" になります。しかしこれが "リンクを踏む" に置き換わると、そこで Facebook 外の世界へ出てしまうため、なかなか "いいね!" につながりません。

これに関しては、具体的な対策を取るのは難しいです。ただ物は考えようで、リンク先のページ内容が興味深いものであれば、Facebook ページ自体の "いいね!" につながり、最終的にリーチ数を伸ばすきっかけになるため、質の高いコンテンツ作りも並行して進めていくのがポイントになります。

前編のまとめ

  • インサイトを利用するために30いいね!をゲットしよう
  • Facebook ページの利用目的と目標を明確にしよう
  • リンク先のアイキャッチ画像が印象を左右する
  • 最終的にはコンテンツの質が大事

後編では投稿する際に意識することについて、もう少し深く入り込んでいきます。

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このブログの運営者

NJ

Web系メインで従事していた元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。Webサイト運営における「困った問題」の解決方法をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。