初めてのレンタルサーバーの選び方!おすすめはロリポップ?エックスサーバー?ConoHa?

更新日: 公開日:2019/06/16

ホームページを作りたい!自分の好きなデザインにカスタマイズしてブログを始めたい!自分の好きなアドレスでサイトを作りたい!

自分で Web サイトを構築する場合、通常はサーバーをレンタルして運用します。中には無料で使えるサーバーもありますが、自動的に広告を挿入されたり、独自ドメイン(オリジナルの URL) が使えないなど制約があります。

ここでは初心者が初めてレンタルサーバーを借りるなら、どこと契約すればいいのか。20年以上 Web の世界に携わってきた僕自身の経験から、レンタルサーバーの選び方を紹介していきます。

レンタルサーバーのメリットとデメリット

メリット

  • 独自ドメイン(オリジナルの URL) が利用できる
  • 独自ドメインのメールアドレスが作れる
  • サーバーのサービスが終了しても同じアドレスのまま移行できる

単にサーバーを借りるだけだと恩恵は少ないです。しかし独自ドメインをセットで取得すれば、サーバー側に何か問題があった時に、他のサービスに引っ越しができます。

サーバーはただの入れ物で、独自ドメインはサーバーの場所を示す住所のようなもの。しかしネットの世界では、独自ドメインが示すサーバーの場所を変更できます。つまり独自ドメインさえ持っていれば、サーバーの変更が自由に行なえます。

独自ドメインを利用しないと、サーバーで用意された URL しか使えません。そしてサーバーのサービスが終了すると同時に、その URL が使えなくなってしまうのです。

デメリット

  • お金が掛かる
  • 初期設定など最初は覚えることが多い

サーバー代は月500~1000円くらい。最初は高いと思うかもしれませんが、日々の積み重ねで閲覧数がどんどん右肩上がりに増えていくと、1000円でも安く感じるくらいになります。

そして WordPress の構築や各種設定など、慣れない作業を覚えるのが大変です。初めてのことはハードルが高く見えるのは仕方のないこと。僕もド素人からスタートしています。今でこそ WordPress 自動インストールみたいな機能が提供されていますが、当時は全部手動。本当に大変でした。

難しいところは便利機能が提供されているので、昔のような苦労はなくなりました。大変な部分はあるにせよ、難しくはないと思います。

サーバーのレンタル料金はピンきり

性能と品質どちらで選ぶ?

レンタルサーバーを選ぶとき、何を基準に選べばよいでしょうか。性能重視?価格重視?安さを売りにしたサーバーから、数千円も掛かるハイスペックなサーバーまで、豊富な種類が用意されています。

初めてのレンタルサーバーであれば、月額利用料金が高いサーバーは性能が余剰過ぎます。だからと言って、安すぎるサーバーが良いといった結論にはなりません。

利用料金が安いサーバーと高いサーバー違い

一覧でご覧ください。

安いサーバー高いサーバー
サーバー性能
低い

型落ちやスペック自体が低めのもが使われるケースが多い

高い

SSDは勿論、メモリ容量も大きくサーバー自体が強固に作られている

処理速度
遅い

サーバー性能に依存するが、遅すぎることはない

速い

全くストレスの無い速さで反応する

提供サービス
少ない

値段相応だが業務用でなければ十分な機能が用意されている

多い

全て使いこなせなくらいのサービスがある

障害発生割合
低い

安くてもサーバーダウンするケースはあまりない

低い

高いからといって必ずしも障害が生じないとは限らない

高いサーバーは業務用事業用として使われる前提で構成が用意されています。そのためかなり手厚くサービスが提供されているのです。

一番重要なのは、サーバーが落ちないこと。つまりサーバーに問題が生じて、アクセス出来なくなる時間が短い(すぐに解決してくれる)のがサーバー選びのポイントの1つでもあります。

会社の運用実績に注目する

パソコンの調子が悪くなるのと同様に、サーバーの障害は避けられるものではありません。ゆえに、絶対に障害が起こらないサーバーを選ぶのは不可能です。

ただレンタルサーバー会社にとって、サーバー障害における対応の速さは会社の命運を担っています。対応の遅れは利用者の減少につながるため、問題が起こっても即座に解決できる会社を選ぶのがポイントの1つになります。

そこで注目すべきが、サーバー会社の運用実績です。今回紹介するのは3つのサーバーです。そのうち2つは100万サイトを上回る管理実績があり、最後の ConoHa Wing も40万人近いユーザーが利用しています。

一番のポイントは、この3つのサーバーとも利用者数が右肩上がりで増えています。そしてどのサーバーも稼働率99.99%以上を主張しているほどの有能なサーバーです。

ちなみに僕自身は、この3社のサービスを契約しています。プライベート用途と仕事用に使っているので、それぞれのサーバー特徴を把握した上で、ここで紹介しているので安心してください。

100円のサーバーはやめたほうが良い理由

金額だけ注目すると、次の2社は月々100円程度のプランが用意されています。

初心者だから最安値で良いと思ったら大きな間違いです。これら2社の最安値プランは WordPress やデータベースが利用出来ない制限があります。初心者だからこそ、簡単に Web サイトが構築できる WordPress のようなツールを使って、技術が無くてもデザイン性のあるサイトを構築するのが現在の主流です。

これらのプランは、HTML や CSS のソースコードを全部自前で作る人でないと利用価値がありません。値段は安いのに、対象ユーザーはマニアック向け。ここはとても重要なポイントです。

初心者に適したサーバーの条件とは

16年以上のレンタルサーバー運用経験がある僕が、初心者に勧めるときには、以下3つのポイントを抑えるように助言しています。

  • 管理画面が分かりやすい → 使いやすい
  • 利用者が多い → 情報量が多い
  • WordPress が使える → 初心者必須

情報量が多いと、困った時にネット検索で簡単に答えが見つかります。またサーバーの調子がおかしいと思ったときは Twitter などの SNS で検索してみると、同じ症状の人がすぐに見つかるメリットもあります。

管理画面は実際に運用してみないと判断は難しいです。ここで紹介しているレンタルサーバーは、どれも僕自身の利用経験があるものです。その中でもロリポップとエックスサーバーは、初心者でもすぐに感覚的に使えるようになると思います。

サーバー容量はどれくらい必要?

レンタルサーバーの容量はどれくらい必要か

Webサイトの運用がメイン用途であれば、容量は気にしなくて大丈夫です。僕が15年近く運用しているサイトは、多くの画像をアップしていますが 5GB 程度です。

独自ドメインでメールを使ったり、簡易的なファイルサーバーにしたり、人それぞれ求める要素は異なるかもしれません。それでも余裕を持って 30GB くらいを見込んでおけば、容量不足で困るケースはほぼありません。

レンタルサーバーの容量不足で困ったような体験談は、ネット上で探してもまず見つかりません。容量はサーバー探しの判断基準なくても大丈夫だと思っています。

性能を左右するポイントは SSD

HDDとSSD

レンタルサーバーの費用に違いがあるのは、性能の違いです。昨今のレンタルサーバー事情で、その性能差の鍵を握っているのがストレージ(データを保存する場所)です。

利用料金が安いレンタルサーバーでは、ストレージにハードディスク (HDD) が使われています。ただ大手のレンタルサーバー会社は、各社競り合ってどこも SSD を導入するのが一般的になっています。

有名なレンタルサーバー会社であれば、ハードディスクが使われていることはないので安心してください。ここで紹介しているサーバーも、全て SSD で構築されたサーバーに限定しています。

何を妥協するかでプランが決まる

会社毎のサービス内容・価格は似通っていますが、細かく見ると違いがあります。運用実績の例で挙げた、稼働率がしっかりしている3社のプランで比較してみましょう。

細かい仕様まで比較すると煩雑になるので、抑えておきたいポイントだけ比較掲載します。

ロリポップエックスサーバーConoHa Wing
公式サイトリンクリンクリンク
推奨プランスタンダードハイスピードスタンダードベーシック
対象初心者初心者初心者~中級者初心者~中級者
年額
1年契約
7,920円
660円/月
9,900円
825円/月
13,200円
1,100円/月
11,880円
990円x12ヶ月
ディスク容量350GB350GB300GB300GB
SSD設置SSDSSDNVMe SSDSSD
独自ドメイン200無制限無制限無制限
データベース50無制限無制限無制限
上位プラン変更できるできるできるできる
無料お試し期間10日間10日間10日間

ここで紹介したうち、ロリポップの「スタンダード」プランが標準的なサーバーです。他の3つは、将来的に本気でブログなどのサイト運営を頑張りたい人におすすめするプランです。性能は概ね横並びで、最高値の Xserver は SSD が超高速なものを搭載しています。

では各サーバーの特徴について見ていきましょう。

ちなみこれら3社は、どこで契約しても独自ドメインが1つ無料でもらえる特典がついてきます。更新料も0円なので、基本的にサーバー代だけで運用可能です。

ロリポップを選ぶ場合のポイント

  • 全サーバーに SSD を採用
  • スタンダードプランに限り各種上限設定あり

スタンダードプランは価格が安いにも関わらず、標準的な Web サイト運営に十分な性能を持っています。複数の WordPress のサイトを運営することも可能です。

またスタンダードプランで性能不足を感じたら、その時点で上位のハイスピードプランに簡単な手順で契約変更できます。ただし上位プランに変更したら、元のスタンダードプランには戻せません。

ロリポップは昔から初心者向けには最適なサーバーであり、今でもその位置付けは変わっていないと思います。初心者が使いやすいようにサービスを提供しているので、初めてのレンタルサーバーでも安心して使えると思います。

右も左も分からないけど、とりあえずブログやホームページを作ってみたい!そんな方にはロリポップのスタンダードプランがぴったりです。ハイスピードプランは、その名の通りスタンダードより高速化したサービスです。とりわけ価格が高いわけでもないので、実は今回紹介する中では一番おすすめだったりします。

おそらく打倒 Xserver を掲げて作ったであろう、ロリポップの一番新しいプラン。それがハイスピードプランです。機能はさほど変わらず、価格で勝負。少しでも高速なものを少しでもリーズナブルに。そんな意図が見え隠れしています。

後から出てきたサービスは、ユーザーにとってお得になるようにサービスが提供されているのが一般的です。最新のレンタルサーバープランであり、初心者にもおすすめできるハイスピード。ぜひ詳細を公式サイトで確認してみてください。

エックスサーバーを選ぶ場合のポイント

  • 全てのサーバーに NVMe SSD が搭載
  • ガチ運営者が使っている印象が強い
  • 初心者にとっては費用がやや高め

ロリポップや ConoHa と比べると価格は高い。でも処理速度の要となっている SSD が NVMe 接続の超高速 SSD を全サーバーに採用しています。SATA SSD と比較すると最大で16倍速い計算になります。

処理速度はアクセス数に直結します。ブログなど Web サイトを始めた当初は気にならないのですが、日を追うごとに速いサーバーに理想を求めるようになります。しかし上位プランを契約しても著しい速度上昇は見込めず、最初から高速なハードを使っている Xserver を契約しておくのが正解だったりします。

とは言え、初心者レベルで処理速度を気にする機会はほとんどなく、サイト運営の経験者であったり、技術者寄りの知識を持った人でないと気にならないと思います。

これは感覚的な話になりますが、Xserver はアフィリエイトサイトを運営している利用者が多いように思いえます。サービス内容は初心者にもわかりやすいように、各種自動インストール機能など提供しているのですが、価格がそれなりにするため完全な初心者は少ないのかもしれません。

でも初心者であれ、本気度が高いと敢えて Xserver からトライしています。他の安いサービスを使って、将来サーバーを移動する手間を考えると、最初から良いサービスを使っていたほうがトータルコストが安いといった考えのようです。ブログや Web サイトで 本気で集客したい人向け の、ガチ寄りのサーバーです。

この Webllica はエックスサーバーで運用しています。ページ書き出しの速さ等、やはり満足度が高いサーバーです。

Conoha Wing を選ぶ場合のポイント

  • 完全に打倒 Xserver のサービス
  • Xserver より安い
  • 実績が浅い

ロリポップのハイスピードプランは、打倒 Xserver スタンダードプランでした。しかし ConoHa Wing は、Xserver 全てのプランに対して対抗したプランを用意しています。

仮想 CPU の割当もメモリ容量も、すべて Xserver に揃えています。唯一 NVMe SSD を使っていないのか、サイト上に詳しい記載はありません。

サービスの運用実績が、上記2社より圧倒的に短い新鋭のサーバーです。しかし強靭なサーバーを用意して広告宣伝などでの集客に成功して、既に40万人近い利用者がいます。ここまで伸びたのは、サーバーとしての性能に対する価格の安さだと思います。

感覚的にロリポップよりサーバー性能は高く、Xserver と同等かやや劣る程度。でも月990円の価格は魅力的です。そして普通に使っている分には、経験者であっても Xserver との違いはよくわかりません。

僕が Xserver を契約した時には表舞台にいなかった会社なので、今なら普通に ConoHa Wing を契約するかもしれません。ちなみに僕は仕事関連で利用しているのですが、取引先が選んだ理由は価格でした。経費を安く、でもサーバー機能は妥協したくない。そんなユーザーにぴったりです。

独自ドメインの必要性

独自ドメイン webllica.com

絶対に必要。理由は次の通り。

  • 覚えやすいアドレスを付けられる
  • 契約更新する限り半永久的に同じアドレスを使える
  • サーバーに依存しないため、将来的に別のサーバーに移行できる
  • サブドメイン(例 example.webllica.com)を作ってアドレスが拡張できる

独自ドメインは年単位での契約になります。サーバーのレンタル期間と更新タイミングがずれないように、同時期に契約するほうが管理はがしやすいです。

しかし今回紹介した3つのサーバーは、契約特典として独自ドメインがもらえます。しかもサーバーを利用している限りドメイン更新料も0円です。通常は年間1,500円近くします。これだけでも他のサーバーを借りるより、月額100円以上安く運用できる計算になるのです。

だからこの3社が初心者向けだったりします。わざわざ別で契約して、サーバーの設定をするのが面倒なので。

独自ドメインはどこで契約すれば良いのか

ドメイン管理会社によっては、各種レンタルサーバーとの連携を簡易的に処理できる機能が用意されています。

ConoHa も自社サービスの中でドメインが取得できます。将来、2つ目のドメインを獲得する場合も、これら3社なら安心してドメインを入手できると思います。

余談ですが、ドメイン管理会社で有名な「お名前.com」は、ダイレクトメールが多すぎて個人的にあまり好きではありません。他のメールが埋もれてしまうくらい、大量にやってきます(笑)

初心者におすすめなのは結局どこ?

いくつか抑えておくべきポイントが把握できれば、方向性は見えてきたのではないでしょうか。

数多く紹介しても迷ってしまうだけなので、初心者が初めてサーバー借りることを大前提に推薦させていただきます。

手軽な気持ちで始めるならロリポップ

ロリポップレンタルサーバー

  • 技術的なことは詳しく知らないけれど、ホームページやブログを作ってみたい。
  • 初心者だからマニュアルが豊富に用意されているサーバーが良い。
  • 細かい性能を気にするような段階ではない。

そんなあなたにはロリポップのスタンダードプランがピッタリです。コストを抑えることで手軽に始められ、将来的に強いサーバーに移行したくなったらハイスピードプランを契約すれば OK です。手始めにサーバーを借りてみたい初心者にはバランスの良いプランです。

将来の目的が明確ならエックスサーバー

Xserverロゴ

スタート時点では初心者でも、将来は目的別に複数サイトを運営したり、1つのサイトを大きく育て上げたい気持ちの強い方には、エックスサーバーのスタンダードプランがおすすめです。

アフィリエイトや広告収入など、収益までつなげることを目指しているなら、性能面でもしっかりしているサーバーを最初に借りておくことで、精神的にも気持ちが乗ってスタートダッシュしやすくなります!

僕の場合エックスサーバーで管理しているサイトにて、月間アクセス数が最大100万PVまで到達しました。同時アクセス数が1,000人を超えても全く速度低下が起きなかったので、今では最も信頼がおけるサーバーです。

性能重視で考えると、最もコスパの高い安定したサーバーだと言えます。

ConoHa Wing は中級者からが最適

ConoHa Wing ロゴ

経験者におすすめするなら ConoHa Wing が一番なのですが、サーバーとしての実績や利用ユーザー数が他社より少なく、それに比例して情報量も少ないのが初心者向けとは言えません。ただ初心者だから無理だと言うわけでなく、公式サイトの情報をきちんと読み進めれば、そこまで難しくはありません。

実際に公式サイトを見て、直感的に使いやすそうだと感じたら、Xserver より ConoHa が自身にとって最適だと思います。(公式サイトの見やすさをどう感じるかも、実は選ぶ上で重要なポイントだと思っています。)もし迷うならお試し期間を利用してみるのも1つの方法です。

初めてレンタルサーバーを利用する人にとっては、なかなか自分に合ったサービスを見つけるのは難しいと思います。サーバー選びの取っ掛かりとして、この記事が役に立っていただけると幸いです。

以上、初めてのレンタルサーバー選びからおすすめのサーバーの紹介でした。

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