ムームードメインから Xdomain へドメイン移管する方法!ドメインを XSERVER 管理下に置く

僕は以下の目的で、管理しているドメインを全て XSERVER 配下のエックスドメインに変更しました。
- .com や .net ドメインの更新費用が安い
- XSERVER の管理画面から一元管理できる
このブログを始め、僕自身 エックスサーバー をメインで利用しています。Xdomain でドメイン管理することで、サーバーやドメインを一括で管理できるようになります。今回ドメインを移したのは ムームードメイン
で管理しているものです。
特に難しい作業はないので、初めてでも簡単に移管できます。では具体的な手順をご覧ください。
Xdomain へ移管する前の注意点
移管料金はいくら掛かるのか
ドメインの移管には1年分のドメイン更新費用が必要になります。期限が残っている場合、そのまま有効期限が1年間伸びます。つまりドメイン移管費用は実質0円です。
一部の移管費用をご覧ください。(2020年3月17日時点の料金)
ドメイン | 移管料金 (税抜) |
---|---|
.com | 1,180円 |
.net | 1,380円 |
.org | 1,380円 |
(ローマ字).jp | 2,820円 |
(日本語).jp | 1,180円 |
期限切れのドメインや7日以内に期限切れになるドメイン、また新規取得や他の管理会社から移管して60日経過していないドメインは移管できません。移管元で予めドメイン更新を行った上で移管するか、移管制限期間の経過を待ってから実施してください。
移管できる対象ドメイン
Xdomain で扱っているドメイン種類であっても、移管対象外のものも存在します。詳しくは公式サイトの価格一覧をご覧ください。区分に「移管」と記されているものが、移管できるドメインです。定番の .com や .net .jp を始めとし、多くのドメインが移管可能です。
移管は即時に行われない
移管作業はものの数分で終わるような作業ではありません。実際は申請してからドメインサーバーの書き換え作業が完了するまで、早くても半日近く掛かります。途中で申請者の承認作業も必要になるので、その手続が遅れると更に時間が掛かります。
移管時にアクセス停止するのか?
ドメインに設定されたネームサーバーの情報はそのまま移管されます。移管処理の最中に、該当ドメインにアクセスできなくなることはありません。
移管作業の手順
全体の流れ
- WHOIS 情報を変更
- 認証コード AUTH_CODE を確認
- Xdomain で移管申請手続き
- 移管料金の支払い
- Xdomain の移管確認メールを承認
- ムームードメインの移管確認メールを承認
- ドメイン移管完了
まずはムームードメイン側での処理から始めます。
WHOIS 情報を書き換える
ムームードメインのサイトにアクセスして [ドメイン操作] メニューから [ドメイン一覧] を開き、移管対象ドメインの詳細を開きます。WHOIS 情報が「弊社情報代理公開」になっているの
で、自身の個人情報に書き換える必要があります。
この WHOIS 情報とは、ドメインに紐付けられた全世界に公開される情報です。通常はドメイン管理会社が、個人情報保護の観点から自社の情報に書き換えてくれるのですが、本来はドメイン保有者の情報を記載するものです。移管時にはこの WHOIS 情報を含めて移管されるので、まずはこの情報を自身の個人情報に書き換える必要があります。
ムームードメインの場合、ユーザー登録情報をコピーする機能があります。そちらを利用すれば簡単に WHOIS 情報を書き換えられます。氏名、住所、電話番号がそれぞれ合っているか確認の上、更新してください。
WHOIS 情報が更新されるには時間が掛かります。ただ以降の作業はそのまま継続できるので、気にせず進めてください。
この WHOIS 情報を個人情報に変更することで、移管に必要な認証コードが見られるようになります。
認証コード AUTH CODE を取得
WHOIS 情報を個人情報に書き換えたあと、もう一度対象ドメインの一覧をご覧ください。WHOIS 情報の下にある認証コード [AUTH_CODE] を使って Xdomain で移管手続きを行います。
ではここから Xdomain での作業です。
移管申請手続きを行う
Xdomain のサイトに移動して、画面左側にあるメニューの [移管申請] から手続きを行います。
ムームードメインから移管する対象のドメインを検索します。検索結果が移管可能の場合、そのまま認証コード AUTH CODE を入力すれば移行手続きに進みます。
入力するのは、先程ムームードメインのサイトで表示されていた AUTH_CODE です
移管料金の支払い
申し込み内容を確認し、支払い方法を選択します。クレジットカード決済が最も簡単です。
もし領収書が必要であれば、コンビニ支払いが便利です。各種支払方法を選んだ場合の詳細は、こちらから確認してください。エックスドメインとエックスサーバーは同じ画面で管理されるので、支払い方法も全く同じになります。
支払いが完了すると確認メールが届きます。
ここから移行処理にうつるまで半日ほど掛かります。
トランスファー申請に関する案内を承認
今回は支払い完了のメールから6時間ほどで、次のメール「トランスファー申請に関するご案内」がエックスサーバーから届きました。ここでメール本文に記載されている URL にアクセスして、申請内容の承認を実施しなくてはいけません。
期限はメールが届いてから7日間です。もし承認を行わなければ、移管はキャンセル扱いになります。詳しくはメール本文を確認してください。
ムームードメイン側でも同様に承認する
エックスサーバー側でトランスファー申請の承認を行うと、それから30分~1時間程度で移管元であるムームードメインからメールが届きます。こちらもメール本文にある URL にアクセスして、他社へのドメイン移管を承認してください。
こちらの承認も期限があります。承認せず期限が過ぎるとキャンセル扱いになります。
それぞれの管理会社に対して承認を実施することで、ドメイン移管が正式に実施されます。5分ほどで処理が完了し、それぞれのサービス会社から移管完了メールが届きます。
ドメイン移管完了後
Xdomain のドメインリスト
移管後は Xdomain のドメイン一覧上に、移管したドメインの利用期限が正しく反映されます。
一方ムームードメイン側は、しばらくドメイン一覧に対象のドメインが表示されますが、時間が経つと消えるので安心してください。
WHOIS 情報は更新不要
ムームードメインから移管するために個人情報に書き換えた WHOIS 情報は、Xdomain に移管が完了した時点でエックスサーバーの会社情報に自動的に書き換えられます。そのため移管後に WHOIS 情報を改めて更新する必要はありません。
またネームサーバー設定はそのまま引き継がれています。こちらも変更は不要です。
以上、ムームードメインから Xdomain へドメイン移管する手順の紹介でした。